News Today (2) 石油による支配

20世紀を支配したのは石油である。そして、今もなお、その支配が続く。20世紀初めに、石油はペルシャで発見された。チャーチルがこれにいち早く目をつけ、海軍のエネルギーを石油に転換。石油が、戦車や航空機に使用されるようになった。第一次世界大戦が終わり、米国において急速に車社会が発展し、石油は社会に欠かせないものとなった。ヤルタ会談後、ルーズベルトの外交がチャーチルに優った結果、米国がサウジアラビアから石油利権を獲得。その後、石油権益を目的とする米国の行動にアラブ諸国が懐疑的となり、オイルショックが勃発。その後も石油が世界の在り様を支配する社会が続く。エネルギーの石油依存度は30%と長い間変わらないという。再生エネルギーへの転換はほど遠いのではないかと悲観的な気持ちにもなる。(NHK、『映像の世紀』参照。)