NASDAQ-世界を変えた証券市場の歴史(翻訳版)

ナスダック証券市場の歴史を著したMark Ingebretsenによる原書 ”NASDAQ A HISTORY OF THE MARKET THAT CHANGED THE WORLD”を翻訳し、「NASDAQ-世界を変えた証券市場の歴史 増補新版」、昨年末(2023年12月)をアマゾンから出版しました。ナスダックを中心とした米国の証券市場の歴史とその中でナスダックが資本市場において果たしてきた役割、そして21世紀初頭におけるナスダックのグローバル戦略構想について詳細に記した書籍の翻訳書です。原書が発行されてから20年が経ちますが、このたびこの20年間の変化に関する原著者による補筆が完了したことから、補筆分の翻訳を加えた増補新版としてこの翻訳書を出版することとしました。アマゾンのウェブサイトは次のとおりです。

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訳者である私がこのナスダックに関するこの原書に最も感銘を受けたのは、一つには、新興企業の成長及びそれら新興企業のイノベーションがもたらす産業や経済全体の発展をナスダックが資本創造のエンジンとして支えてきたそのダイナミズム、また一つには、20世紀初頭当時のフランク・ザーブ会長が24時間/7日間のグローバル市場構築を目指していたその先見性である。特に後者に関して、通信業界に携わっていた訳者は、グローバルインターネットが目覚ましい勢いで拡大普及していく状況にあった当時、このグローバル証券市場構築の可能性と成長性を強く感じ、事業提携の可能性について模索していたことを記憶している。

原著者によれば、原書は、米国金融業界関係者や企業財務責任者等に広く読まれたほか、ハーバード大学など米国のビジネススクール等でも経営幹部向け教材として使われた書籍です。今回発刊の翻訳書についても経営層、財務責任者、ビジネスマン、ビジネススクールの教員、学生等、日本の幅広い読者の皆様に是非ご一読いただきたい書籍です。

原著者Mark Ingebretsenについては、次をご参照ください。

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売れる?

モノが売れるには何が必要だろうか。

第一に、売るモノが良品であること。第二に、売る人が笑顔であふれていること。第三に、お客の評判がよいこと。

これは、モノ以外、ヒトであっても、企業であっても、学校であっても、同じことが言えるのでは?